フーテン老人「ヒラメ」のブログ

フーテン老人「ヒラメ」が、雑記ブログを始めました。

2023年正月に思うこと

今年の正月も例年通りの寝正月。
買い置きのおせち料理と雑煮を食べ、年賀状を確認する。
昔は100枚程度来ていた賀状も今は5枚だけ、この習慣も絶滅危惧種だな。


昼飯は冷凍パスタをチンして終わり。
昔と違って冷凍食品といっても結構旨い、良い時代になったもんだ。


去年の正月は俺の体調が悪かったので、介護サービス会社から派遣されたヘルパーがおせちを作ったのだが、料理なんて家族の為にも作ったことが無いのではないかと思うほど下手で不味い。
来年も芽がでますようにと買ってあったクワイ芋も、「此処は苦いから」と云って芽の部分を残さず切り落とし、ただの里芋のようにしてしまった。
此奴は何も知らないんだろうな、もっと色々な家庭で恥をかいて来るべきと思って敢えて教えて遣らなかった。
こんなヘルパーは即刻クビにして料理は俺が作ることにした。
唯の主婦が小銭稼ぎでやってるヘルパーには限界があるし、食事の配達サービスは食中毒を恐れて濃厚な味付けで、糖尿病にまっしぐら、とてもじゃないが老人の食べ物じゃない。


俺だって家内が脳梗塞になるまでは料理なんて造ったことが無かったが、急遽書店へ走り数冊料理本を買って全て自分で作り始めた。
基本的な事さえ判れば料理なんて簡単だ。
ちょっと面倒なのは食事時間より前に造る時間も含めて何を食べるか決めておかなければ、腹が減ったが喰うものが無いという事になる。
計画的に生きるような生活をしたことがなく、成ったなりの生き方しかしてこなかった。
フーテンみたいな人生を送ってきた報いだ。


家内は病気になるまでは料理が得意で、ウドンやパスタ、パンも粉から造るなどしていたが、全部忘れた。


友達7人連れてラスベガスへ遊びに行き、3ヶ月前に予約の必要な有名なショーをいきなり行って特等席を8人分を用意させたり、パスポートが見つからなくなった友達を歯医者の診察券で飛行機に載せたりの交渉が英語でできたのに、今はサッパリ駄目、物の名前、人の名前、スマホの操作、全部忘れて得意だった英語も今は「NHK」が言えない。
娘の名前も親の名前も友達の名前もみんな「お父さん」、だから会話がなかなか成立しない。
沢山いた友人も全員離れていった。


こんな嫁を残して俺が先に逝く訳には行かないから気を引き締めて生活しないといけないんだが、俺がちょっと病弱気味なのが気になる。