フーテン老人「ヒラメ」のブログ

フーテン老人「ヒラメ」が、雑記ブログを始めました。

フーテン老人の「わたしの2022年」

ちょっと思うことがあって日記を書き始めた。


そうは云っても飽きやすい性格で、根気なんてまるで無い。
何時まで続くか自身なんて無いからある程度続いたら。


今日で年齢が76歳と6ヶ月、ここ3年ほど体調不良で原因不明の発熱、食欲不振で20kg程体重が落ちた。
四国ガンセンターで診てもらったが、ガンではないという。


昨年の春、左足が倍くらいに腫れあがり激痛で救急車を呼んだ。
連れて行かれた病院は私の住む地方都市でも比較的有名な血管外科の病院で、子供の頃は現在の院長の父君で名医として有名だったが現在の院長は全く残念なレベルだった。
俺は蜂窩織炎を疑っていると云うと「何?蜂窩織炎なんて腐るほど見てきた」そして驚くべき診断を下した。
便秘だという。
確かに少し便秘気味ではあったがそんな理由で足の痛みで救急車を呼ぶ訳がないのに浣腸されて、「その内痛みも引くはず」と云って帰されてしまった。


翌日、日赤病院を受診したら「静脈瘤が原因で蜂窩織炎を併発してるので早速レーザーで静脈をふさぎます。
1日入院となります。」とご宣託。
長女に嫁の介護を頼むスマホ連絡を入れたら「仕事が忙しいのに勘弁してよ~」と文句言われたが、フリーターの自由さ、何か問題が発生する度にSOSを出す。


嫁は10年程前に脳梗塞を発症し、運動能力には何も問題が無いが言語機能がやられて意思の疎通がスムースに出来ない。
買い物、料理洗濯、入浴準備、掃除、物や人の名前が表現できなくなった。
従って誰か近くで診てくれる者がいないとパニックを起こす。
俺の足は翌日には激痛も解消、腫れも急速に引いていった。


それから半年程は何も無く過ごしたが体のあちこちが異常に痒い。
体が激しい痒みで寝ている間に無意識に引っ掻くため下着が血だらけになっていた。
近所の皮膚科を受診すると血液検査をするので3日後に結果が出るので来てくれとのこと、医者の云うには「アトピーの程度を示すTARCという正常な人では35位の値が3万を突破して測定不能になってる、これ程酷いのは久しぶりに見た」との事。
薬品にも食品にもアレルギーは無く、スズメ蜂に刺されてもアナフラキシーを起こさないと言ったら、関係無いと言われた。
頭が痒いのは脂漏性湿疹、体が痒いのはアトピー性皮膚炎という事で副腎皮質ホルモン系の塗り薬を2種類処方されたが、何ヶ月たっても治る気配が全く無い。
違う原因では無いかと日赤病院を受診してみたがやはり診断内容に違いは無かった。


ネットの情報によると成人の脂漏性湿疹もアトピー性皮膚炎もかなりしつこくて治りにくいとの事、絶望的な気分になって近所の薬局で買った「アスターG」という水虫の薬を塗ってみた。
これが大ヒット、脂漏性湿疹もアトピー性皮膚炎も治ってしまった。
皮膚科の医者にこの事を云うと、「脂漏性湿疹はマラセチア菌という水虫と遠縁の菌なので効果が有るかも知れないが、アトピー性皮膚炎は菌が原因ではないので効果があるとは信じられないと言う。
痒みを抑えるリドカインが効いて搔きむしる頻度が減ったのでこれが良かったのかも知れない。
「まあ、治れば何でも良いんだけどね」との事、そりゃそうだが医者としてはどうなんだろう。

 

( 治ったのではなく、一時的に症状が消えただけで、数か月後に脂漏性湿疹は再発、今度は薬が効かなくなってしまった。 )


今度は左鼠径部より上、S状結腸のあたりの腹が異常に飛び出してきた。
大腸ヘルニアの一種だろうと思って赤十字病院を受診、「確かに大腸ヘルニアだけど、ここに飛び出してくるのは珍しい。
普通は陰嚢に飛び出すのが多いんだがそうだ。
「まだ大した事無いから暫く様子を見ましょう。」との事だったが今回は悪い予感がして信用できない。


翌日、セカンドオピニオンで違う病院の外科を受診したら直ぐに手術が必要との事、但し2日待ってくれ、手術の予定が立て込んでいるとの返事。
腹腔鏡手術というのだそうで下腹に3ヵ所穴を開けてそこから器具を挿入してやるとの事。
「かなり癒着が進行していて、予定より手術時間が大幅に超過してしまった」との事であった。
赤十字病院の「まだ大した事無い」というのは何だったんだろう。


俺は以前から医者の選択基準は、学校出たての若い医者でも良いから、最新の医療設備が使いこなせる医者を選択すべきで、経験と勘に頼る医者を選ぶべきではないと思っていたが、この事で意見を代えた。
大病院の若い医者は患者の今の苦しみには関係なく、自分のスキルアップの為に難しい治療がやりたい。
だから、初診の判断であまり難しくないと判断すると後回しにするか、手遅れ直前まで放っておく。
簡単な手術に手を出してる暇はなく、むしろ沽券に関わると思っているとしか思えなくなった。


10月の始め、近所の歯医者に行こうとして歩いていたら杖が道路においてあった工事用の三角コーンに引っかかって転倒、激痛で歩けないので救急車を要請。
MRIでの診断の結果膝蓋骨が骨折、10日間の入院となった。


昨年はやたら入院が多かった。
救急病院から退院しても違うリハビリ専門病院へ通院。
保険掛けてるから良いが金のやり繰りが忙しい、今年は保険金が下りるのに日にちが随分かかる。
「コロナで忙しいと」言い訳しているが、本当の事は判らない。
保険会社を分散しないと危険かもしれない。